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大町 (仙台市) : ミニ英和和英辞書
大町 (仙台市)[おおまち]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [まち]
 【名詞】 1. (1) town 2. (2) street 3. road 
: [せんと]
 (n) cent
: [だい]
  1. (n,n-suf) (1) stand 2. rack 3. table 4. (2) support 5. (3) belt 6. (4) counter for machines, incl. vehicles 
: [し]
  1. (n-suf) city 

大町 (仙台市) : ウィキペディア日本語版
大町 (仙台市)[おおまち]

大町(おおまち)は、宮城県仙台市青葉区にある地名である。17世紀初めの仙台建設時に、仙台城方面から東に通じる大町通(おおまちどおり)に沿って東西に細長く設定され、江戸時代には仙台藩から営業上の特権を得て富み栄えた。明治時代以後しだいに地位が低下したが、町の東端はマーブルロードおおまちとして、仙台の中心商店街たる中央通りの一角を占めている。1970年住居表示制導入の際にマーブルロードおおまちを含む芭蕉の辻以東は一番町の一部とされ、残りが面積を拡張して大町とされた。2008年現在の大町1丁目・2丁目の人口は1181人、面積は0.15km²である。
==概要==
道路としての大町通りは、仙台駅の西口北端と西公園南東角を直線で結ぶ狭い道路の西半分にあたる。東半分は中央通りというアーケード商店街である。大町通りの一本南で並行する幅が広い道路が青葉通りで、これは仙台駅前から西に伸びて、西公園の交差点で大町通りと合流する。青葉通りに対して大町通りは鋭い角度で交わり、脇道のようになっている。
街区としての現在の大町一丁目は、東西南北をそれぞれ国分町通り(かつての奥州街道)、晩翠通り青葉通り、大町通りと肴町通りとの間にある細い道で区切られたブロックである。二丁目は、晩翠通り、西公園通り、青葉通り、広瀬通りで区切られる。21世紀現在では中心街に隣接する一街区にすぎないが、江戸時代にはもう少し東の東二番丁までが大町であった。
仙台の大町の起源は米沢にあり、そこの大町が伊達氏の転封とともに岩出山に移り、仙台の開府とともに仙台に移った。大町通りは城下町を設計するときに東西の基線とされた。南北に通る奥州街道と交わる場所を芭蕉の辻といい、そこが城下町の中心であった。大町は西から東に五丁目まで丁目で分けられ、一二丁目と三四五丁目の二つを独立した町として組織した。三四五丁目は6つある御譜代町の筆頭であり、城下に24ある町人町の筆頭でもあった。江戸時代初期の大町は仙台藩から主要商品の専売特権を与えられ、中期以降も問屋機能について同様の特権を保ち、富み栄えた。
明治に入ると大町の特権はすべて失われ、他の町が台頭した。大町はなおも商業中心の一角であったが、賑わいの重心は仙台駅に近い大町五丁目に移った。三、四丁目にはしだいに銀行・保険会社の本店・支店が集まり、一、二丁目は商業地としての地位を低下させた。
第二次世界大戦後にすぐ南に並行して青葉通りが作られ、そちらが自動車交通の要路となった。五丁目は1964年にアーケードを作り、やがてそれを歩行者専用にして、「マーブルロードおおまち」と称した。もう一つのアーケード街である東一番丁との交差点に接し、中心商店街の要地として21世紀現在も繁栄している。五丁目を除いて、大町は中心街そのものではなく、商業地としては中心街に隣接する一街区程度の重みに低下した。1970年には町名変更により、大町一から四丁目は今までの丁目と無関係の一丁目と二丁目にまとめられ、五丁目は一番町三丁目に入れられた。
旧五丁目は大町五丁目繁昌会という町内会を作り、クリスロード商店街振興組合、名掛丁繁栄会とともに中央通り連合会という連合町内会に属する。その他は仙台市大町会で、広瀬川の両岸にまたがる立町地区町内会連合会に属する。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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